Tohoku DE&I Forum 登壇レポート—参加者の声から見えた「女性活躍の第一歩」—

2025年11月7日、「Tohoku DE&I Forum」に登壇し、「女性活躍推進の第一歩 〜育成と定着からはじめる現場起点のアプローチ〜」 をテーマにお話ししました。

今回のコラムでは、プレゼン内容そのものではなく、参加者の皆さまから寄せられた“リアルな声” に焦点をあててご紹介します。

フィードバックには、多くの気づきや共感が含まれていました。

目次

参加者の満足度と共通する課題感

アンケートでは、すべての回答者がセミナー内容を「4」または「5」と回答され、「学びがあった」という声が多く寄せられました(ありがとうございました)。

参加者は、自治体職員、大手企業の管理職、人事・育成担当者、中堅企業の社員、専門職など多岐にわたります。
立場はさまざまでも、共通する課題感や気づきが多かったことが印象的でした。

印象に残ったキーワード(参加者の声より)

アンケートの自由記述から、特に多かったポイントをまとめると次の通りです。

● 「対話の重要性が印象に残った」
「女性活躍の第一歩は対話から、という言葉が腑に落ちた」という声が複数ありました。制度や数値よりも、まずは“目の前の人と向き合うこと”の大切さを感じ取っていただけたようです。

● 「ロールモデル不足と、接し方の難しさ」
「女性への関わり方に迷う」「ロールモデルがいないことが壁になる」といった意見も目立ちました。これは業界や企業規模に関わらず、多くの企業で共通する悩みです。

● 「1on1の課題は上司・部下どちらにもある」
育成担当者からは、「面談の不安は上司にも部下にもあるという指摘に共感した」というコメントもありました。
“やり方の問題”ではなく、“背景となる構造がある”という視点に触れていただけたようです。

● 「文化としての女性活躍」という視点
「女性活躍は文化の問題であり、段階を踏んで進める必要がある」という声も寄せられました。
“目標だけでは動かない”という理解が広がっていることがうかがえました。

関心テーマから見える、参加企業のニーズ

アンケートの選択項目からは、次のテーマへの関心が高いことが分かりました。

• 女性社員のキャリア支援(キャリアコーチング含む)
• 若手社員の定着・離職防止
• 組織風土や心理的安全性の醸成
• 管理職の対話力・育成力の強化

どれも「人材育成」や「関係性づくり」を重視する内容であり、“現場起点の取り組み”に対する関心の高さが読み取れました。

参加者の声

印象に残ったコメントを要約してご紹介します。

• 自治体職員の声
 「対話から始めるという考え方が印象的だった」

• 大手企業の管理職の声
 「文化をつくる視点を持つ必要性を感じた」

• 人事・育成担当者の声
 「1on1の課題が双方にあるという指摘に共感した」

• 中堅企業の参加者の声
 「キャリアと10年先の幸福のつながりが心に残った」

いずれのコメントにも、“組織の中で人を育てたい”という前向きな姿勢が感じられました。

登壇を通じて感じたこと

アンケートを拝見しながら、参加者の皆さまの「人を大切にしたい」「より良くしたい」 という想いを強く感じました。

一方で、セミナー中の対話では、「女性活躍」という言葉の定義が人によって異なること、数値目標が強調される企業では、本来必要な“職務適性への配慮”や“サポート”が十分に機能していない場合があることなども共有されました。

結果として、管理職本人が苦しさを抱えたり、チーム側にも不満が生まれたりしてしまうケースがある──。

こうした声は、私自身が「女性活躍」という看板を掲げて活動する中でも強く感じてきた課題です。

ルマルメ株式会社としても、こうした本質的な課題に真摯に向き合い、現場とともにより良い解決策を探っていきたいと感じました。

おわりに

参加者の皆さま、そして本イベントを運営してくださった関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

女性活躍は、制度よりも“対話と関わり”から始まります。これからも、現場で働く一人ひとりが安心して成長と挑戦を続けられるような環境づくりを、皆さまと一緒に考えていければ嬉しく思います。

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